「諏訪の神様が気になるの」の感想
タイトルで気になっていた「諏訪の神様が気になるの」
息子を構いつつやっと読み終わったのでレビューしたいと思います。
読む前の私の諏訪の神様のイメージ
おみわたりと神在月、そして東方の女の子。
(ゲーム未プレイなので「ミシャ〜グジさ〜まdestiny〜♪」のイメージが強いです)
そしてイラストには無いですが、「諏訪大社の祭神は出雲から来た」という
漠然としたイメージでした。
大祝を「おおほおり」とかろうじて読める程度の超初心者な私。
諏訪大社関係の本を読みたいけど
どこから手を出したら良いのか解らない。
そんな時に出会ったのがこちらの本でした。
どんな内容?
一章は諏訪大社の祭神建御名方神(たけみなかたのかみ)について、
二章は大祝(おおほうり)について、
三章は神長(じんちょう)について、
四章はミシャグジ様について書かれています。
サブタイトルにもあるように、数々の古文書に沢山の資料、時代背景などと共に触れていくのですが、
古文書は要約されていて読みやすく、頭の中の漠然としたイメージが、整っていく感じがしました。
読み終わるまでそこまで意識していなかったんですが、大量の資料が出てきます。
最後の方のページで紹介されている参考資料とは別として、
古事記、諏訪信重解状,、諏方大明神画詞、旧事本紀、諏訪講之式、伊勢国風土記、
諏訪旧蹟誌、出雲国風土記、洲羽事跡考、諏訪史料叢書、守矢文書、雲陽誌、大祝家本、大祝即位伝授書、大祝職位事書、守矢貞実手記、神氏系図、高遠町誌、戦国時代の諏訪、守矢満実書留、諏訪市史、諏訪御符礼乃古書、守矢頼真書留、極内々書取、大祝専横二付訴状、神長守矢氏系譜、信濃奇勝録、諏訪大明神深秘御本事大事、大祝殿御即位の時禰宜方と申事次第事、守矢頼真書留、古史伝、神使御頭之日記、古事記伝、三月御頭之次第、諏訪上社物忌令之事、祝詞段、根元記、年内神事次第旧記
ざっとメモしただけでもこれだけあります(間違ってる所ありましたらすみません;)
そこから謎に関する文書などをすっきりと丁寧に書いてらっしゃいます。
また、資料だけでなく出雲や新潟に行かれたりいろいろな方に話を聞いたり、エネルギーが凄く、後書きもぐっとくるというか…とても深い沼への入り口のように思いました。
超初心者の私にも手に取りやすく面白い、素敵な本でした♪
資料をググっていたら出てきた凄いサイトのメモ
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