諏訪地域の伝統行事「厄投げ」って?
あれは去年の12月の事でした。
義父さん「ぽん君の厄投げのお菓子なんだけどね」
私「厄投げ???」
私が「?」な顔をしていたからでしょうか、
簡単に準備する物と内容を教えていただいたのですが
その時初めて知った諏訪の伝統行事
厄投げ
実際に用意した物や参加して感じた事など
メモしてみました。
どんと焼きと厄投げ
どんど焼きはお正月のしめ飾りやだるま、お守りや書初めなどを燃やす全国で行われる行事ですね。その火にあたったり、柳の木にさしたお団子(まゆ玉)をそこで焼いて食べる事で一年の無病息災を祈ります。
厄投げは、厄年の人がお菓子や小銭を歳の数や歳にちなんだ数だけ投げて、それを拾ってもらう事で自分の厄を少しずつ拾ってもらうという諏訪の伝統行事です。なので拾ったお菓子や小銭は出来るだけ早く食べたり使ってしまいます。もちろんそれを厄年の人やその家族は拾ってはいけません。
こちらのブログでは民俗史など詳しく調べてらっしゃいます
いつやるの?
1月10日~15日の小正月にどんと焼きを、夜に厄投げをする所が多いようですが、地域によって日中に厄投げやる所もあるみたいです。
諏訪での厄年の年齢は?
厄年を検索すると、子供の厄年が無い所や、3歳、13歳を厄年とする所、数え年じゃなく満年齢で数える所など、地域によって違いがあります。(長野県内でもそれぞれ違いがあるみたいです)
以下は諏訪大社のホームページからの引用です。
男性は数え年で2歳・25歳・42歳・61歳、
女性は2歳。19歳、33歳、61歳が厄年。
さらに、2歳と61歳以外の年齢の前後の年を
「前厄」「後厄」といいます。
数え年とは、簡単に言うと産まれた年を1歳とする数え方です。
御柱祭も数えで7年に一度といいますね。
準備する物は?
厄年の人の年齢にちなんだ数の賽銭とお菓子を投げます。我が家は数えで2歳。という訳で、
10円玉20枚、50円玉10枚、100円玉13枚の計2000円分の和紙に包んだ小銭と、8〜900円分くらいの駄菓子(2021年度解体予定のララ岡谷の駄菓子屋さんで買ったうまい棒40本、バラエティパックのお菓子、きゃべつ太郎など)を用意しました。
(お菓子、そこまで堅く考えなくても良いかな〜と年齢と関係ない数字で用意しちゃいました。笑)
年が明けてからスーパーで厄投げ用お菓子が売られてる事に気付いたのですが、大体同じ内容で安心しました。
また、小銭を和紙でつつむ作業が地味に時間がかかるので余裕を持って準備するのがお勧めです。
いざ当日!
もこもこのアウターを着せた息子を抱っこし時間ギリギリに到着。パパと三人で公民館の少し高い階段の上に立ちました。
あきパパが息子の名前と歳を言い、お菓子と小銭を子供達に向かって投げると、キャッキャと楽しそうにそれを拾ってくれる子供達。白熱してくると、その声につられてめちゃくちゃテンション上がる息子。
正直とっても楽しかったです。
投げ終わったらお菓子を入れていた箱はどんと焼きで燃やし、お礼を言ってササ〜と帰ってきました。片付けとか手伝わなくて良かったのかな…。
参加する前はお菓子の量は大丈夫かなど心配だったのですが、
無事に終わりホッとしました。
拾う側で息子が参加するのは2、3年後かな?
その時はまたブログに書くかもしれないです。
ちなみに諏訪大社で毎年8月(今年は8月27日)に
行われている御射山社祭(はらやまさま)では、
数え年2歳の子の厄除・健康のご祈祷を行ってるみたいです。
↓クリックしていただけると励みになります